2019年の宝塚記念を予想するにあたって前回記事の過去レースから見る前提条件に併せて、過去5年間で馬券となった馬のデータを参照して、一定の絞り込み条件を探っていきます。
宝塚記念2019選定条件
上の画像が過去5年間で馬券となった馬のデータです。
※画像クリックで大きくできます
平均して堅いとは言い難いレースになる宝塚記念ですが、こちらのデータを参照していくつかの共通する条件で絞ることができました。
前走上がり5着以内
過去5年で馬券となった馬の70%以上が、前走の上がり順位が5着以内でした。
大きなGⅠで実力馬が揃う為、前走でも十分に実力を発揮している馬も多いので、この条件で少頭数まで絞り込むことはできませんが、有効な条件になるとみています。
前走上がり5着以内 86.6%(全15頭中13頭)
※前走が海外で上がり順位のデータが取れない馬は除外しています
馬体重500kg以下
5年間で馬券となった全15頭のうち、馬体重が500kgを超えた馬は2頭のみ。
馬体重500kg以下 76.9%(全13頭中10頭)
こちらも絶対的な条件とはなりえませんが、複勝率を上げる要素の一つとしては組み込んで良さそうです。
馬齢5歳以下
こちらも馬体重と同様に絶対的なものではありませんが、複勝率を上げる為の要素として組み込みたいと思います。
馬齢5歳以下 80.0%(全15頭中12頭)
全15頭中で6歳以上の馬が馬券に絡んだのは3度のみですので、ある程度有力な条件にはなると考えています。
過去GⅡ以上での勝利経験あり
過去のデータでは、今走以前でGⅡ以上での重賞レースで勝利経験のある馬が多く見られます。3位入線まででは13頭、1着馬では2002年以降、一度もGⅡ以上の勝利経験のない馬が優勝した事はありません。
GⅡ以上での勝利経験 86.6%(全15頭中13頭)
今回の登録馬の中でもGⅡ以上で勝利経験のない馬が数頭見られるので、除外の条件としては有りかと思います。
ノーザンファーム生産馬
最近のGⅠではかなりの比率で馬券に絡むノーザンファーム生産馬ですが、宝塚記念もそれに漏れず、高確率でノーザンファーム生産馬が馬券に絡んでいます。
ノーザンファーム生産馬 60.0%(全15頭中9頭)
有力馬を絞り込む上での一つの要素としては十分かと思います。
ディープインパクト、キングカメハメハ産駒
阪神芝2200mという条件で見た場合でも、ディープインパクト産駒の勝率は高く、宝塚記念でも圧倒的に複勝率が高いのが、この二頭の産駒です。
ディープ、キンカメ産駒 53.3%(全15頭中8頭)
下で詳細な産駒別勝率データも公開しますので、ご覧下さい。
有力馬絞り込みの考察
データの中でいくつか気になった点があるので、ご紹介しておきます。
絞り込みの条件には直接関わらないものもありますが、有力馬を絞り込む一つの要素にはなりそうです。
通過順位での除外
年 | 1着 | 上がり | 2着 | 上がり | 3着 | 上がり |
---|---|---|---|---|---|---|
2018 | ⑦⑤③② | 2位 | ⑫⑭⑬⑬ | 1位 | ⑩⑨⑦⑦ | 5位 |
2017 | ⑦⑥⑥⑥ | 1位 | ⑥⑥⑥⑨ | 1位 | ⑨⑨⑨⑨ | 2位 |
2016 | ⑪⑪⑩⑥ | 2位 | ⑬⑬⑩⑨ | 1位 | ①①①① | 4位 |
2015 | ②②②② | 4位 | ⑮⑮⑭⑭ | 1位 | ⑦⑥⑥⑦ | 3位 |
2014 | ④③④④ | 1位 | ③③③③ | 4位 | ①①①① | 8位 |
上の表は直近5年間の馬券となった馬の通過順位をまとめた表です。
これを確認すると、大よそですが以下のような条件になります。
■1着となった馬
中段から最終コーナーに掛けて順位を上げ、最後の直線での追い上げの傾向が強い
■2着となった馬
後方気味に位置し、ラストスパートでの追い上げで入線する傾向が強い
■3着となった馬
1着同様の中段からの追い上げ、若しくは逃げ切りの傾向が強い
この中で3着馬のみが逃げ傾向とみることができ、今回の宝塚記念での1番人気であるキセキは以下のように、直近のレース展開としてこうした形のレース運びをする傾向があります。
日付 | レース | 通過順位 |
---|---|---|
3月31日 | 大阪杯 | ②②②② |
12月23日 | 有馬記念 | ①①①① |
11月25日 | ジャパンカップ | ①①①① |
もし、これと同様のレース展開となるとした場合、キセキが1着となる確率は低下しますので、1着馬としての予想からは除外することになります。
種牡馬別の勝率
絞り込み条件のディープインパクト、キングカメハメハ産駒の部分で触れましたが、過去5年間の種牡馬別の勝率をまとめました。
データは、今回出走予定の馬の中で、有力と考えられる馬の父馬に該当するもののみです。
■ディープインパクト
┗[1-1-3-13] 勝率5.6% 連対率5.6% 複勝率16.7%
■キングカメハメハ
┗[2-2-0-10] 勝率14.3% 連対率14.3% 複勝率0%
■ステイゴールド
┗[1-0-0-6] 勝率14.3% 連対率0% 複勝率0%
■ルーラーシップ
┗[0-0-0-2] 勝率0% 連対率0% 複勝率0%
単純な勝率という部分は大きな差異はなく散在しているデータに見えますが、連対、複勝で考えた場合、やはりディープインパクト、キングカメハメハ産駒が高い確率で馬券に絡むことがわかります。
これらのデータから、今回も馬券に絡む可能性が高いと判断し産駒別の条件を組み込みました。
枠番での勝率
過去10年のうちで8枠となった馬は6頭と過半数を占めています。特に2013年~2017年の5年間は全て8枠の馬が1着と中々面白いデータになっているので、今回もある程度は枠順を考慮しておいても良いかと思います。

外厩情報
宝塚記念2019の外厩情報は以下となります。
■ノーザンファームしがらき
┗アルアイン
┗エタリオウ
┗スワーヴリチャード
┗リスグラシュー
■ノーザンファーム天栄
┗レイデオロ
■吉澤ステーブルWEST
┗キセキ
■グリーンウッド
┗スティッフェリオ
■小松トレセン
┗タツゴウゲキ
■今回なし
┗クリンチャー
┗ショウナンバッハ
┗ソールインパクト
┗ノーブルマーズ
┗マカヒキ
これらの条件で最終的な絞り込みを行いたいと思います。
今回は調教の最終追い切りの情報と一緒に最終絞り込み予想を出そうと考えていますので、次の更新でお伝えします。
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コメント
[…] 以前の記事でもお伝えしたように、宝塚記念は8枠が圧倒的に勝率が高いです。 […]